AI導入

「体温は 正常です 33.6度」

体温検知器

当クリニックも時代の流れに乗ってAI受付を導入してみました。当クリニックの自動ドアを開けると大きな画面が出迎えてくれると思います。彼女はまだ新人ですので、元気が有り余って(つまり調整不足で)無礼な言い回しと若干の大声をお許しください。明らかな低体温でもスルーしてしまうおおらかさはちょっと困るので、その場合には先輩の人間がフォローに回りますのでお声をかけさせていただくこともあるかと思います。到着したばかりで席にもつかせず頻繁な体温チェック、患者様にはご迷惑をおかけしますがご協力お願いいたします。

人工知能(AI)の出発点は機械の開発ではなく、ヒトの脳神経伝達を電気信号すなわち記号や数式で表すことで、宇宙規模にも匹敵するヒトの脳機能を数学的に解明しよう、という知的好奇心だとされています。ヒトの仕事を代用させる、ことがAI技術ではなく、私たちが日々持ち歩いて使っている「脳」の解明がAI技術ということになりますね。

AI02

AI技術の発展に伴って、我々人間の仕事は無くなるのではないか と言われた時期もありました。当クリニックに導入した自称・最新技術のAI受付嬢をしばらく観察しておりましたが、冒頭にありますように大きな声の割に体温測定がヤッツケ仕事なので、患者様のほぼ全員に受付の「人間」で皮膚温度のチェックを行わなければならない事態が続いております。事務員の手間を増やしただけなのでは、と高い買い物の顛末に震えていますが、結局はまだこの価格帯のAIはヒトの代用には程遠いのでしょう。

診療を終えた昼休みに、私が飲みたいなと思っているコーヒー豆を自動で選別して挽いて淹れてくれるAI技術があるならば、私財を投げうって買うのになぁ と心の中で叫んでみました。が、調べてみると実際にあるのが驚きです。

coffee_ai

こういうものがあれば、初夏に買ったアイスコーヒー用の豆を晩秋まで忘れていたなんてことが起きないのに……お金があったらぜひ欲しい。あ、でもお金ないのでメーカーさん、うちはまだ買えませんごめんなさい。

当クリニックに来院される方の中には大きな音や甲高い声が苦手な方もいらっしゃるのではないかと思いますが、感染症対策のためご容赦ください。来院時の体温測定にご協力お願いいたします。何より、皆様、すぐそこに冬が迫っております。風邪を引きやすい時期です。お体をどうかご自愛ください。

あともう一つ、もうちょっと院長ブログの更新頻度をあげるべく頑張ります。たぶん。

 

追記・彼女は機嫌を損ねたため修理の旅に出ました。(泣)

追記・戻ってきた彼女は超優秀になっていました!(驚)
あと、「勝手に内部プログラムに触らないでください」と、院長が壊した原因についての注意喚起がきちんと貼られておりました・・・

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