自殺予防月間

秋風に乗って虫の音が聞こえてくる季節、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎年9月は自殺予防月間、9月10日〜16日は
自殺予防週間です。
自殺について、誤解や偏見をなくし、正しい
知識を普及、啓発する期間です。

自殺は生活や経済的な問題(倒産、失業等)、
健康の問題(病気、障害)、家庭の問題(育児、
介護等)、個人の性格傾向や死生観等、
様々な要因が重なっていると言われています。

「死ぬのは本人の権利。死にたければ
死なせてあげれば良い」という意見もあります。
しかし、自殺をはかった人の多くがうつ病や
アルコール依存症等の精神疾患があり、
正常な判断ができない状態だったという事が
報告されています。

自殺は個人の自由な意思や選択の結果ではなく、
「様々な悩みに追い詰められた結果」の死です。
「死にたくて死ぬ」のではなく、「死ぬ以外の
方法が考えられない」という事を多くの方に
知っていただきたいと思います。

日本は世界的な「自殺大国」ですが、国を
あげて予防対策に取り組み、ここ10年の
自殺者数は減少傾向でした。
しかし、2020年、全国の自殺者数は、
リーマン・ショック以来、11年ぶりに
前年より増加しました。
新型コロナウイルス蔓延による生活の変化、
雇用への不安等が影響していると考えられます。

新型コロナウイルスの蔓延がおさまらず、
ストレスが溜まる状況が続いています。
眠れない、食べれない(美味しく感じない)、
体調が良くない、何をしても楽しめず、
イライラしたり、落ち込む等の症状が2週間以上、
続いているようであれば注意が必要です。

もし、周りで気がかりな人がいた場合の
基本的な対応です。
①言葉に出して、心配している事、本人に
力になりたい事を伝える。
②「死にたい」という気持ちについて率直に
尋ねる(本人の言った事を否定したり、
笑ったり、流したりしない)。
③絶望的な気持ちについて聞き、本人の
辛さに寄り添うようにする。

④安全を確保する(体を傷付ける物は

見えない場所へしまい、なるべく本人を
一人にしない)。

悩み、苦しんでいる人に関わる事はとても
難しいですが、睡眠や食事が十分とれず、
体調や日常生活に影響が出ている場合は
専門機関へご相談ください。
中でも、自分や周りの人、物を傷付けたり、
壊したりする…等の行動がある場合は、
緊急時の対応ができる入院施設のある
医療機関への相談、受診をおすすめします。
お知らせです。
9月19日(日)〜23日(祝)は休診です。
よろしくお願いいたします。

前の記事

気温と服装