わさび漬けの話

11月になりました。
今年も大道芸ワールドカップは中止ですが、
街のイベントで大道芸人の方のパフォーマンスを
見かけ、笑顔と元気をいただきました。

皆さん、わさびはお好きですか。
日本三大わさびの1つは静岡の有東木わさび
です(あと2つは島根の匹見わさび、長野の
安曇野わさびです)。
わさびも色々な食べ方がありますが、今回は
わさび漬けの話です。
わさび漬けは、きざんだわさびの葉、茎、根を
酒粕に漬けたものです。酒肴、ご飯のおかず、
かまぼこの薬味としていただく事が多いですね。
わさび漬けの歴史は江戸時代まで遡ります。
宝暦年間(1751年〜1763年)に駿河国の商人、
田尻屋利助が現在の静岡市葵区有東木に伝わる
わさびの茎の粕漬けを元に売り出したのが
始まりと言われています。
静岡市内だけでもわさび漬けのお店はいくつか
あります。また、最近は少量の販売や様々な風味のわさび漬けも販売されています。
わさびの産地で知られる伊豆や信州も
その土地ならではのわさび漬けがあるそうです。
わさびの花が咲く頃、自分好みのわさび漬けを
探しに出かけてみたい。駿府城公園のお堀沿い
を歩きながら思った11月の昼下がりでした。
少しずつ陽が落ちるのが早くなってきました。
日中は暖かですが、少しずつ風も冷たくなって
きています。
どうぞ体調管理に気を付けてお過ごし下さい。
(わさび漬け発祥の記念碑です)
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