日記のおはなし

今年は梅雨入りの便りが遅れているようです。
しばらく晴れの日が続くそうなので、
洗濯物がはかどりそうですね。
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6月12日は日記の日です。
ユダヤ人の少女、アンネ・フランクが、
この日から日記を書き始めた事にちなんでいます。
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「アンネの日記」は1942年6月12日から
1944年8月1日までの約2年間、ドイツ・ナチスの
ホロコーストから逃れた隠れ家での生活を中心に書かれています。
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アンネや家族、隠れ家の住人達は密告で捕まり、
収容所で命を落としました。
唯一生き延びたアンネの父、オットーの尽力で、
日記は出版され、世界的なベストセラーになりました。
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日本にも有名な日記は色々とありますが、
平安時代の日記文学の１つ、「土佐日記」を
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
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「男性が書く日記というものを書いてみよう」
という書き出しで始まりますが、作者の紀貫之は
男性です。
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現代的に言えば、SNS等で女性のようにふるまう
ネカマといったところでしょうか。
紀貫之がどのような気持ちで書いていたのか興味深いですね。
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身近な日記と言えば、夏休みの宿題でしょうか。
「書く事がない」、「書かずにたまる」等、
苦手という人も多い印象があります。
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個人的には日記を書く事は好きでした。
子どもの頃から約20年は続けたと思います。
父方祖父、母方祖母は10年日記を使っていたので、
日記が好きなのは遺伝かもしれません(苦笑)。
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日記は日常の出来事、感じた事等、何を書いても
自由です。
書く事で頭の中を整理されたり、気持ちが
リフレッシュしたり、読み返す事で再発見があります。
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ギリシャ神話の「王様の耳はロバの耳」で、
秘密を知った床屋が黙っている事に耐えかねて、穴に向かって叫びました。
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辛い事、苦しい事を自分の内から出す事による
デトックス効果は大きいと思います。

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嬉しい事や楽しかった事、できた事、やりたい事、
印象的だった出来事や言葉の備忘録としても良いでしょう。日記は色々な使い方ができます。
(治療的に日記を使う方法もあります)。
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わざわざ日記帳を用意する必要もないし、
1日1行、メモ程度に書くのでも構いません。
SNSのように公開する必要もありません。
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もちろん、人によっては自分好みの日記帳や
日記アプリを探すところから始めるのも
楽しいと思います。
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興味があれば、無理なく楽しんだり、
息抜きしたり、自分を振り返る方法の１つとして、
日記を活用してみてはいかがでしょうか。
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