七夕のおはなし🎋

先週、梅雨明けの報道がありました。

セミの鳴き声も聞こえ始め、夏本番ですね。
7月7日は七夕です🎋

彦星と織姫が1年に1回会えるという中国の神話に由来する行事です。
彦星と織姫の物語は羽衣伝説と重なりますが、
世界各国に類似する伝説や物語があるのは、
何とも興味深いですね。
織姫にちなみ、手工芸の上達を願った風習から、
現在では短冊に願い事を書いて、飾りと共に笹に飾るようになりました。
短冊の五色は五行説(万物は火、水、木、金、土の元素から成るという古代中国の自然哲学)から来ています。
青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)…どの色にも意味があり、願い事によって違います。
夜空に輝く「夏の大三角」は、はくちょう座、
わし座、こと座からなります。
わし座のアルタイルは彦星、こと座のベガは織姫をさします。
万葉集や三十六歌仙で知られる奈良時代の歌人、
大伴家持はこんな和歌を詠んでいます。
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞふけにける
冬の澄みきった夜空や霜を見ながら、
彦星と織姫の逢瀬にかささぎが翼を連ね、
天の川に橋を作ったという神話になぞらえた和歌です。
季節が移り、暑さが和らぐまでの間、
知恵と工夫で何とかしのいでいきましょう。
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