白衣へのこだわり
雷雨の後は猛暑、と交互に寒暖の差を繰り返す日々が続いております。皆様体調はいかがでしょうか。特に静岡は亜熱帯に近いと思いますので、無理せずクーラーを使ってください。室内でも熱中症は起こりえますので、水分補給を忘れずに。
先日あるテレビ番組の中で白衣の話題が出たので、私のこだわりについて語らせてください。
先日放送された「白い巨塔」、岡田さん主演のバージョンはリメイクのリメイクで賛否両論あると思います。私にとっての「白い巨塔」は唐沢さんと江口さんの2003年版です。当時医学生で病棟実習が始まり、毎週のように「○○教授の総回診です」の末尾に参加していた(大学病院では当時本当にあの行列があったのです)私たちにとって、医師の世界の光と闇は将来像を揺さぶる大きな刺激でした。白衣権威主義、と呼ばれた医師への崇拝はドラマの中でもあまり肯定的に語られることはありませんが、当時の私にとっては国家試験を乗り越える大きな原動力になりました。
「白衣は権威主義の象徴である」と否定的に話す医師、「白衣を着なくても医師の威厳は伝わるのだ」と白衣を着ない医師まで出会ったことありますが、私はこの白衣という衣装が好きです。白衣を着ている人間を前にするからこそ、患者様も治療を受けるモードに入れますよね。つい去年までは勤務医でしたので支給の白衣でしたが、白い巨塔で財前医師が白衣を着こなすように、私はカッコいい白衣に当時から憧れていました。
当クリニックで使っている白衣は、東京の白衣専門店「Professor’s Round」で選んだ逸品です。以前に「マツコ会議」でも議題に取り上げられましたが、番組以前から私はこの店に出入りしてはお気に入りを探していました。今クリニックで羽織っている白衣は襟元の縫込みが綺麗な「BEAMS」と、軽量でなめらかな触り心地が良いショップオリジナルブランドの「ALFELLCAD」です。労働衛生コンサルタントで外の企業の巡視に出掛ける時には布地が重厚な「TAKEO KIKUCHI」を使っています。自分がまだ開業医として若輩者で経験や貫禄不足は否めません。だからこそ、見栄と権威を白衣で着たい。綺麗な白衣で皆様と会えるように、身だしなみには気を付けます。汗染みと加齢臭は大敵です。
清潔な身なりで皆様に会いたいと呉服町でお待ちしております。が、
残念なことに今週末6/29(土)は終日再診の方の予約で埋まっており初診の方の予約が受けられません。大変申し訳ありません。
初診をご希望の方には平日か翌週土曜の予約を案内いたします。ご了承ください。平日でしたら予約は空いております。カッコいい白衣に包まれて私の気持ちが「乗っている」ので、今なら良い治療が展開できるかもしれませんよ?……モチベーションの保ち方は人それぞれです。(身の丈にあった範囲で)思い切った上質な買い物が自分の気持ちを持ち上げてくれることだってあるかもしれません。
元気が出ない、落ち込んだその気持ち、ぜひ相談に乗ります。お電話お待ちしております。