セルフケアのすすめ

セミの鳴き声が聞こえる季節となりました。夏の暑さに加え、新型コロナウイルス、大雨による災害と不安な出来事が続いています。

ストレスが溜まりやすい今日この頃、ご紹介したいのが「セルフケアの道具箱」(晶文社)という本です。認知行動療法で知られる伊藤絵美先生の最新作、イラストは「ツレがうつになりまして。」の細川貂々さんです。

伊藤先生の研修は何度か受けた事がありますが、実践的で「今日聞いて明日使える」内容でした。この本は、伊藤先生がこれまで培ってきたセルフケアの技法(マインドフルネス、スキーマ療法等)を凝縮させ、専門家でない人にも取り組めるようにしたワークブックです。

セルフケアは自分の心身の不調に気付き、「とりあえず、落ち着く」ための行動をとる事、「自分の心をひとりぼっちにしない」事から始まります。これは通院、服薬の有無に関係なく、誰にとっても大切な事だと思います(私も実践しています)。

日常の生活に追われている自分に対して、まずは「お疲れさま」とねぎらい、いたわる気持ちをもつところから始めてみませんか。
新患、再診の予約が取りづらく、来院時もお待たせする状態が続いており、皆様にはご迷惑をおかけしています。今後もできる限り改善をはかっていきますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

心理士より

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心理士より

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