祝！一周年

飾り棚の花を毎週のように変えているのは、クリニックの女性陣の心遣いなのです。いつも華やかな色どりは、診察室に入る前の皆さまの気持ちを明るくしたいという願いが込められています。さらに、今回は特別に豪華です。戴き物ですので、どんと真ん中に据えさせていただきました。

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自分で挽き淹れたコーヒーとともに、これまた戴き物のチョコケーキを食べながら、外の景色を眺めて回想に耽ってみます。昨年の2019年5月14日に静岡ななつ星メンタルクリニックを開院し、一年が経ちました。忙しく、あっという間でした。この一年でこれほど多くの皆さまと出会え、体と心の回復を支援できたことが私はとても嬉しいです。一方で治療の効果を実感できない方々、私の力不足でご迷惑をおかけし申し訳ありません。途中で通院が途絶えた方々、縁は途切れてしまいましたが、元気で生活していることを願っています。

医師にも様々なタイプがおります。私は小心者で相手を厳しく叱咤することを何より苦手にしているため、的確な指導や激励が出来ているかどうかは甚だ疑問で、事あるごとに葛藤しています。もう少し年齢を重ね円熟さを醸さないことには、重厚な説得力が生まれないのかもしれない。心の医者として私の人生テーマである、と考えていますが、……開業してまだ一年ですものね。先は長い。私は焦りやすいので、香りや彩りをじっくり楽しむ余裕を持ちながらじっくり取り組みたい。勤務医だったころの、今は周りに居ない看護スタッフや後輩医師との他愛無い会話を思い出して孤独感に苛まれることもありますが、あの頃よりも自分のやりたかったこと、なりたかった自分に近づいている感覚が自分を勇気づけてくれます。

皆様の声と笑顔が私とスタッフを支援してくれています。一周年、無事に迎えられたことを皆様に感謝いたします。いくつかのサイトに書かれている当クリニックに対する皆様の肯定的な評価はとても励みになります。至らぬところは「ななつ」どころか無数の星の数ほどあります。しかし、これからも皆様の健康の支持のために努力しますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

容赦ないジャンケンの結果、私は一番乗りで大本命のチョコケーキを手に入れました。

大人げない？　　食べ物の勝負は本気ですよ私。